『一倉定の経営心得』を読む その33 訪問理由の創出と社内の救済
1. 「社長の蛇口訪問一回は、セールスマンの訪問の百回に勝る」とは 社長には象徴としての社長と、実態としての社長が存在する。社内においては実際の実務性が高く、社外に対しては象徴性が強い。社外の得意先に対して、業務の実力 …
1. 「社長の蛇口訪問一回は、セールスマンの訪問の百回に勝る」とは 社長には象徴としての社長と、実態としての社長が存在する。社内においては実際の実務性が高く、社外に対しては象徴性が強い。社外の得意先に対して、業務の実力 …
1. 「最大の得意先でも、売り上げの30%以上は依存しないこと」とは 物凄く大切な点である。背景も含めて理解しておく必要がある。そしてこの実態を回避しなければならないのである。2020年から新型コロナで世間は逼迫した。 …
1. 「小売店に支払うマージンは『売り場賃貸料』であり、問屋に払うマージンは『販売網使用料』である」とは あくまでも場所を借りているに過ぎない。ただのインフラの賃貸料である。不動産賃貸料みたいなものだ。交通量だ。何でな …
1. 「お客様を忘れた自己本位の考え方を『天動説』という。この天動説がとことん販売を阻害する」とは お客様のことをどうして忘れるのか。いろいろ原因はあると思うが、そもそものベクトルの違いがあるからであろう。ここでいうお …
1. 「いつ、いかなる場合も、自らの商品は、自らの手でうらなければならない」とは 1990年までの時代に「バリューチェーン」という言葉はどこまで普及していたであろうか。各企業の部署部門のすべての部門が各会社のコアコンピ …
1. 「ハンコとギンコーは大丈夫か」とは 今回は会社にとって必要な資産とは何か、ということから考察する。 90年代には「情報化」社会といわれた時代からすでにハードの価値はどんどん凋落した。先般のコロナ禍において高度情報 …
1. 「赤字会社の共通点は、『無方針』『放任』である」とは 一倉先生は「社長が悪い!」の一声で終わらせてしまうであろうが、この言葉を受け止め、なぜそうなのかを考えてみたい。 もともと無方針で会社を立ち上げることはない。 …
1. 「優れた社長は常に『うちの社員はよくやってくれる』と人に語り、能力のない社長ほど、自社の社員の無能ぶりを他人にこぼす」とは 社長あるあるである。社長という存在は会社にくぎ打ちされて会社から離れられない。つまり動け …
1. 「馬車で長旅をする時、目的地に予定通りにつくためには、『なぜ遅れたか』を考えても意味はない。遅れをどう取り戻すか、だけを考えればいい」とは 一倉先生の意図することは2つある。 ということを指摘している。日本の会社は …
1. 「経営計画書を、必ず自らの手で書き上げることこそ、社長として絶対にやらなければならないことである」とは 経営計画書を社長が書くべきである。という主張に対して一倉先生は本書の中で6項目あげている。本日の物はそのうち …